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児童飛び出し 端末で検知へ ソニーGが実証実験


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 ソニーグループは18日、児童が通学路で飛び出すといった危険な動きを小型端末で検知する実証実験を、福島県南相馬市と福岡市で行うと発表した。登下校中の児童が、衛星利用測位システム(GPS)やセンサーを備えた端末を携帯し、保護者が危険を把握して指導につなげる。さらに事故の危険性が高い交差点などを人工知能(AI)で予測し、地域や学校で共有することも検討する。
 福岡市では19日から始め、約60人の児童が参加する。南相馬市は26日から実施し、約70人が加わる。いずれも2週間を予定している。
 公共交通機関が縮小する地方を中心に自動運転技術の需要が高まっているが、車両側の機器だけでは歩行者らを把握しにくいことが課題だ。
 NECも16日、道路にカメラを設置して情報を車に送り、自動運転の安全性を高める実証実験を茨城県つくば市など5市で実施すると発表した。