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「農山漁村の宝」選定証授与 伊江島物産センターと読谷村漁協


「農山漁村の宝」選定証授与 伊江島物産センターと読谷村漁協 「ディスカバー農山漁村の宝」に選定された伊江島物産センターの宮里徳成社長(前列左から3人目)と読谷村漁協の前泊克昌組合長(同4人目)ら=24日、那覇市おもろまちの那覇第2地方合同庁舎2号館
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 沖縄総合事務局は24日、農山漁村地域の活性化に取り組む優良事例を選定する、2023年度の「ディスカバー農山漁村の宝」の選定証書授与式を那覇市の那覇第2地方合同庁舎で開いた。「伊江島物産センター」と「読谷村漁協」に認定証が手渡された。
 伊江島物産センター(宮里徳成社長)は、同島産サトウキビを使用したラム酒「イエラムサンタマリア」の製造を手掛けている。同商品が品評会で高い評価を受けていることや、工場見学による観光産業への寄与などが評価された。宮里社長は「伊江島の産業を牽引できるような企業になりたい」と語った。
 読谷村漁協(前泊克昌組合長)は、魚のつかみ取りやセリ体験などができる「おさかなフェスタ」や、魚料理を高校生以下に無料で提供する「うみんちゅみなとピクニック」などを定期的に開催。魚食文化の継承や地域活性化の取り組みが評価された。
 前泊組合長は「地域の中にある漁協として、地域に密着し貢献できるよう頑張りたい」と力を込めた。
 沖縄総合事務局の福島央農林水産部長は「海やサトウキビといった沖縄らしさを前面に出したような取り組みだ。今回の選定が注目の一助となってほしい」と述べた。 (玉寄光太)