うるま市勝連平安名の當真嗣満さん(73)と愛犬ハッチーが、75センチはあるヤシガニを捕獲した。
當真さんとハッチーはハブ捕り名コンビとして知られる。當真さんはたびたびヤシガニを見かけるというが「こんなに大きいのは初めて」と、その巨大さに驚いている。
ヤシガニは7月24日午後8時前に、近所を散歩中に見つけた。草むらに黒い物体がガサゴソ音を立てているのに気づき、ハブ捕りで磨いた勘で、すぐに「ヤシガニだな」と思ったという。ハッチーと近づいてみると、これまでに見たこともない大きさのヤシガニがそこにいた。
ヤシガニは雌で卵を抱えており、海へ産卵に行く途中だったとみられる。ヤシガニは絶滅危惧種に指定されている。當真さんはここ2~3年の間に、ヤシガニを見かけることが増えたという。ヤシガニは4日に、當真さんによって近くの浜辺に放された。當真さんは「近所で見かけるというのは自然が豊かな証拠。良いことだ」と誇らしげに笑った。
(玉城文)
関連記事