名護市三原の眞喜志康弘さん(66)が3日、国頭村辺野喜の農道で、国の天然記念物のヤンバルクイナ1羽を丸のみしたハブを捕獲した。
眞喜志さんによると、ハブは体長約1.5メートルで、通常より黄色味が強い「金ハブ」だった。3日午前0時半ごろ、国頭村辺野喜の農道で、ぷっくりと腹を膨らませたハブがのそのそと農道をはっているのを見つけ、捕獲した。
5日、眞喜志さん宅でハブの腹を確認したところ、中から体長約60センチのヤンバルクイナ1羽が出てきた。
眞喜志さんは40年以上で約2万匹のハブを捕獲してきた「ハブ取り名人」。「これまで多くのハブを捕獲してきたが、ここまでクイナの状態が残っているものは珍しい」と話した。
(金城大樹)