【名護】名護市のネオパークオキナワは13日、4月に生まれたキツネザル科の「クロレムール(和名・クロキツネザル)」の雌を「つむぎ」、昨年12月に展示を始めたアフリカトガリネズミ目の「ヒメハリテンレック」2匹を「ネオン」「ナゴン」と命名した。
両種とも6月1~30日に来園者から名前を募り、いずれも200通以上の応募から選ばれた。
クロレムールはマダガスカル島北西部に生息する同島原産の固有種。母親の「つぼみ」から頭文字をとり、花に関係する名前として「つむぎ」が選ばれた。
飼育員の松井琴葉さんによると、つむぎは好奇心が旺盛でくりくりとした目が特徴。特に天気が良い日は活発に動く姿が見られる。松井さんは「クロレムールは絶滅危惧種の貴重な動物だ。赤ちゃんは今しか見られない」と来園を呼びかけた。
マダガスカル島に生息するヒメハリテンレックは、2匹を昨年5月に天王寺動物園(大阪府)から受け入れた。ネオパークと名護市にちなみ、響きのかわいさから名前が決まった。飼育員の山本諒真さんによると、夜行性で昼間は寝ていることが多いが、寝床を変えるために動くこともある。山本さんは「予想外の場所にいることもある。動いている姿が見られればラッキーだ」と話した。
(武井悠)