オニオオハシひな2羽、「エメ」と「ラル」命名 名護市のネオパークオキナワ


この記事を書いた人 琉球新報社
元気に餌を食べるオニオオハシのエメ=30日、名護市のネオパークオキナワ

 【名護】名護市のネオパークオキナワは30日、5月ごろに生まれたオニオオハシのひな2羽を「エメ」と「ラル」と命名した。5月の誕生石エメラルドが由来。応募総数395件の中から決定した。同日、命名式が開かれ、偶然、式に立ち寄った子どもたちは、餌を持った職員に近づくひなを観察し、楽しんだ。

 同園でオニオオハシが生まれるのは31年ぶり。南米に生息するキツツキ目オオハシ科の鳥で、ひなはクチバシが黄色だが、成長するとオレンジ色に変わる。

 飼育員の仲辻知奈美さん(23)は「エメラルドの宝石言葉は幸運や希望で、待望のひなの誕生にスタッフ一同喜んでいる。今後もスクスクと元気に育ってほしい」と話した。

飼育員の手から餌を食べるオニオオハシのラル=30日、名護市のネオパークオキナワ

 家族と同園に訪れ、命名式に立ち寄ったきょうだいは「大きくなったらまた見に来たい」と笑顔を見せた。
(金城大樹)