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全国は1・31倍 2年連続改善


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 厚生労働省が30日発表した2023年平均の有効求人倍率は、前年比0・03ポイント上昇の1・31倍で、2年連続で改善した。新型コロナウイルス禍からの社会経済活動の回復が反映されたが、感染拡大前の19年(1・60倍)の水準には届かなかった。
 総務省が同日発表した23年平均の完全失業率は、前年と同じ2・6%。19年(2・4%)の水準には及ばなかった。完全失業者数は178万人で2年連続の減少。
 一方、23年の完全失業者を求職理由別に見ると、「勤め先や事業の都合による離職」が減り、「自発的な離職」は増加した。
 23年12月は有効求人倍率(季節調整値)が1・27倍で、2カ月連続の悪化した。