【沖縄】沖縄市の指定管理を受ける沖縄アリーナ社は、経営が好調であることなどを理由に指定管理料の2022年度の一部と23年度分の計6400万円を受け取っていないことが分かった。同社によると、指定管理料を受け取らないことで、市民の税負担を少しでも軽くする狙いがある。
沖縄アリーナの運営が好調な要因としては、親会社の沖縄バスケットボールが運営するキングスが年間30~40回ほどメインステージを使用することや、自主事業を積極的に開催することで、アリーナの利便性の周知が広まったことなどがある。
沖縄アリーナは沖縄アリーナ社が市の指定管理を受け21年から開業している。指定管理料は年間上限が6400万円だが、同社は運営が好調で黒字経営を継続できているとして受け取りを辞退している。24年度の指定管理料も受け取らない予定だという。
今後は平日の利用率を高めるため、企業の表彰式での使用など、BtoB(法人間取引)での利用も促進していきたいとしている。
(福田修平)