有料

東証反発 1032円高 円安で今年2番目上げ幅


東証反発 1032円高 円安で今年2番目上げ幅 日経平均株価の推移(18日終値)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 週明け18日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が急反発した。終値は前週末比1032円80銭高の3万9740円44銭で、上げ幅は今年2番目の大きさ。前週に大きく下げた反動もあり、円安ドル高進行で輸出関連株を中心に買い注文が膨らんだ。日銀が19日までの金融政策決定会合でマイナス金利政策解除に踏み切るとの見方が強まっており、この判断を前に買い戻す動きも相場を支えた。
 東証株価指数(TOPIX)は51・19ポイント高の2721・99。出来高は約18億4800万株。
 朝方から自動車や機械など輸出関連株のほか、市場全体への影響が大きい半導体関連株が買われ、相場を押し上げた。前週は年明けから続く過熱感への警戒から売り優勢だったが、前週末15日に連合の今春闘での回答結果を巡る中間集計で高水準の賃上げが明らかになったことで、週明けの相場の追い風となった。
 市場では19日までの会合で日銀がマイナス金利政策の解除を決めるとの見方が強まっており、金融政策の不透明感が後退したことや、マイナス金利政策の解除後も当面は緩和的な環境が続くとの観測が根強いことも買い材料となった。