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東証続伸、4万円回復


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 19日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が続伸。終値は前日比263円16銭高の4万0003円60銭。約2週間ぶりに4万円を回復した。下落して始まったが、日銀がマイナス金利政策の解除を決めると上昇へ転じるなど、一時荒い値動きとなった。マイナス金利解除は市場の想定内にとどまり、投資家の買い安心感が広がった。
 東証株価指数(TOPIX)は28・98ポイント高の2750・97。約34年ぶりの高値を付けた。出来高は約19億3200万株。
 平均株価は、前日に1000円超上昇した反動で、朝方は当面の利益を確定する売り注文が優勢だった。前日終値からの下げ幅は一時300円を超えた。
 午後に入るとマイナス金利解除の決定後、一転して買い注文が優勢となった。日銀は、当面緩和的な金融環境が継続するとの見通しを示し、投資家が好感した。外国為替相場の円安ドル高進行も追い風となり、取引終了にかけて上げ幅を広げた。