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在留外国人最多341万人 沖縄は16.8%増の2万5000人


在留外国人最多341万人 沖縄は16.8%増の2万5000人 在留外国人数の推移
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 出入国在留管理庁は22日、2023年末時点の在留外国人数が過去最多の341万992人だったと発表した。前年比10・9%増で、2年連続で最多を更新。技能実習や特定技能など就労目的の在留資格が伸びた。沖縄は前年比16・8%増の2万5447人だった。また24年元日時点の不法残留者数は7万9113人で、23年同時期比で8622人増えた。
 在留外国人の資格別では永住者が約89万1千人(前年比3・2%増)で最も多い。就労系が軒並み増え、技能実習が約40万4千人(同24・5%増)と、過去最多だった新型コロナウイルス禍前の19年に迫る水準。専門職向けの「技術・人文知識・国際業務」が約36万2千人(同16・2%増)、即戦力として外国人材を受け入れる特定技能は約20万8千人(同59・2%増)と大きく伸びた。
 国籍・地域別で見ると、中国が約82万1千人で最多。ベトナムが約56万5千人、韓国が約41万人だった。在留資格では、観光客らに付与される短期滞在が最も多く、技能実習、特定活動と続いた。