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北谷、宿泊税「定率制」で 税率検討、26年度導入目指す


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 【北谷】北谷町は2026年度に導入を目指す宿泊税について、宿泊料金から一定の割合を徴収する「定率制」で制度設計を進める方針を固めた。税率は今後検討する。税収の配分は町75%、県25%とする。渡久地政志北谷町長は「協議を活発化させる必要がある。県や関係市町村に、町の方針を強く主張していく」と述べた。
 22日の町議会3月定例会で、渡久地町長が友利勉氏の一般質問に答えた。町は同日の庁議で、方針を決定した。宿泊税導入を巡って、「北谷町宿泊税の導入施行に関する検討委員会」は2月の最終会合で、宿泊料金の2%を徴収する定率制を導入するよう、町に求める方針を決めた。町は同委員会の提案を受け方針を固めた形だが、税率は沖縄ツーリズム産業団体協議会が3%の徴収を県に求めていることなどから、現時点で決定を見送った。
 2024年度に制度設計をし、25年度に周知を図る。 
  (石井恵理菜)