NTTは25日、文章などを生成する自社開発の人工知能(AI)サービスの提供を始めたと発表した。
企業や自治体といった法人向けで、先行する米オープンAIの「チャットGPT」に比べて日本語対応に強みを持つ。KDDIなど競合する通信各社も同様のサービスへの参入を相次ぎ表明しており、国内企業による生成AIの開発競争が本格化しつつある。
NTTのサービスの名称は「tsuzumi(鼓)」。複雑な画像や専門用語などのデータを高精度で読み込み、コールセンター業務やシステム運用の効率化といった需要に応えたい考えだ。既に計500以上の大手企業や自治体から導入の相談を受けたという。
東京都内で記者会見したNTTの島田明社長は「言語処理技術を積み重ねてきたNTTの研究所で、純国産で作り出している点が評価されていると思う」と述べた。
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生成AIサービス提供 NTT 自社開発、日本語に強み
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琉球新報朝刊
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