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再保険事業を展開へ 名護 NTT損害保険が開業


再保険事業を展開へ 名護 NTT損害保険が開業 開業式でテープカットをする(左から)渡具知武豊名護市長、NTTドコモの井伊基之社長、NTTドコモ損害保険の小野典子社長、県商工労働部の松永享部長=名護市のみらい5号館
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【名護】携帯電話大手のNTTドコモの子会社で再保険事業を取り扱うNTTドコモ損害保険(小野典子社長)が16日、名護市で開業した。ドコモの携帯電話補償サービスに関して契約を結ぶ保険会社が抱える保険金支払いリスクの一部を引き受ける「再保険事業」を展開する。
 担当者によると、国内の事業者で、親会社専属の保険子会社を設立するのは初。
 沖縄振興特別措置法(沖振法)に基づいて同市が指定されている特区制度「経済金融活性化特別地区」(経金特区)を活用。所得控除などの特例措置が受けられる。
 同日、入居する名護市のみらい5号館で開業式が開かれ、NTTドコモの井伊基之社長や渡具知武豊名護市長、県商工労働部の松永享部長など関係者約30人が出席した。
 ドコモ損害保険の小野社長は「特区制度を活用した保険会社の先駆けとして良き前例になれるよう取り組んでいく」と抱負を述べた。
 井伊社長は「この事業を通じて名護市や県の経済発展に寄与したい」とあいさつした。 (金城大樹)