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56億円輸入超過 3月、沖縄地区税関


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 沖縄地区税関が17日発表した3月の管内貿易概況(速報)は、輸出総額が前年同月比83・9%増の109億200万円、輸入総額が35%減の165億8100万円で、差引額は56億7900万円の入超だった。輸出は2カ月ぶりの増加、輸入は2カ月ぶりの減少だった。
 輸出はフィリピン向けの原粗油を含む再輸出品が93億3400万円で、前年同月の34・7倍に増加。輸出総額の85・6%を占めた。
 輸入の品目別では前年同月に131億3300万円あった原粗油の計上がなく、全体の減額の主因になった。中国、韓国からの石油製品の金額が最も大きく46億7千万円、石炭(27億2500万円)、一般機械(19億4500万円)などと続いた。石炭は南アフリカからの輸入があった。 (當山幸都)