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現行全車種の出荷停止解除 ダイハツ不正問題


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 自動車の大量生産に必要な「型式指定」を巡るダイハツ工業の認証不正問題で、国土交通省は19日、新たに5車種で安全や環境に関する性能の基準(保安基準)を満たすことを確認したと発表した。うち現行生産車の「ムーヴ キャンバス」の出荷停止指示が解除され、同社の現行27車種全てで出荷可能になった。
 ダイハツによると「ムーヴ キャンバス」は子会社ダイハツ九州の大分第1工場と第2工場(いずれも大分県)で生産しており、23日から在庫分の出荷を再開する。ダイハツは「仕入れ先や販売会社と連携しながら、準備ができ次第、生産を再開する」としている。
 国交省は2月に保安基準確認済みとした「ロッキー」と、トヨタ自動車ブランドで生産する「ライズ」のハイブリッド車(HEV)についても、安全性に問題はないとして出荷停止指示を解除した。ダイハツが過去に生産していた18車種のうち、7車種は検証を続けている。