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ゆうちょ銀 入金障害 118万件遅延、県内被害なし


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 ゆうちょ銀行は23日、全国で他の金融機関からの入金が遅れるシステム障害が発生したと発表した。朝から入金処理が数時間遅れる状態が13時間余り続き、午後10時7分に遅延が解消した。午後7時時点では約118万2千件の入金に遅れが出ていた。ゆうちょ銀から他の金融機関への送金に障害はなかった。ゆうちょ銀行那覇支店によると、県内でのシステム障害は発生しておらず取引などに影響はなかった。
 システム障害は同日午前8時40分に発生した。ゆうちょ銀の一部口座から他の金融機関向けの送金で大量のエラーが発生した結果、ゆうちょ銀側のシステムに不具合が起きたという。サイバー攻撃は確認されていない。
 ゆうちょ銀は「お客さまに不便をおかけしたことを深くおわびする」と謝罪。顧客の損害対応に関しては、システム障害の影響を見極めつつ「最大限の対応を行う」とした。顧客は個人が多いとみられ、生活に必要な資金の入金が遅れて支払いができないといった影響が出た可能性がある。
 ゆうちょ銀によると、2023年3月時点で全国に約2万3千店舗がありATMが3万台以上。