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新電気プラン 脱炭素で安く OGNP、来月から


新電気プラン 脱炭素で安く OGNP、来月から 「CO2ゼロ美ら結プラン」を発表する沖縄ガスニューパワーの大城邦夫社長(左から2人目)や沖縄ガスの湧川直明社長(右端)=25日、那覇市西の沖縄ガス本社
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 新電力の沖縄ガスニューパワー(OGNP)は5月8日から、2021年に稼働した同社グループの中城バイオマス発電所から供給する電気を使うことで「CO2実質ゼロ」をうたった「CO2ゼロ美ら結(ゆい)プラン」を始める。OGNPによると、従量電灯は県内電力最大手の沖縄電力の同様のプランと比べて基本料金が70円安く、低圧電力は100円安い料金体系にした。
 中城バイオマス発電所は、輸入パームヤシがらや木質ペレットを燃料として使っており、2021年7月に稼働した。
 3月現在のOGNPの契約世帯は約6万。25日に記者会見した沖縄ガスの湧川直明社長は新プランでは「30年までに2万4千世帯の導入を目指す」と目標を示した。沖縄ガスニューパワーの大城邦夫社長は「使用量500キロワット、5人家族のモデルケースで県内大手電力会社と比べて年間で2040円ほど安くなる計算だ」と説明した。 (島袋良太)