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沖縄の3月景気「緩やかに拡大」 りゅうぎん総研、7カ月連続


沖縄の3月景気「緩やかに拡大」 りゅうぎん総研、7カ月連続 イメージ
この記事を書いた人 Avatar photo 当間 詩朗

 りゅうぎん総合研究所は30日に発表した3月県内景気動向について「緩やかに拡大している」と7カ月連続で判断した。消費、建設、観光の主要3項目の判断をそれぞれ据え置いた。先行きについては「底堅い消費マインドと観光需要にけん引され、緩やかな拡大基調が継続するとみられる」との見方を示した。

 【消費】スーパー売上高(全店ベース)は22カ月連続で前年を上回った。観光客らを含め来店客数の増加があり、全品目で前年を上回った。中古車販売台数(登録ベース)は前年同月比4・7%減の2万5922台で7カ月ぶりに前年を下回った。一部自動車メーカーによる生産・出荷停止の影響で軽自動車の新車販売台数が減少。影響が中古車市場にも波及してきたことが要因とみられる。

 【建設】建設受注額は前年同月比206・9%増と3カ月ぶりに前年を上回った。建築単価上昇に加え、好調なホテル、マンションの建設需要などが受注額全体を押し上げた。

 【観光】県内主要ホテルでは稼働率が3カ月連続で前年を上回った一方で、売上高、宿泊収入は3カ月ぶりに下回った。 

(当間詩朗)