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連休明け円上昇 一時153円88銭


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 連休明け7日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで上昇し、一時1ドル=153円88銭を付けた。米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを先送りするとの観測が後退し、ドルが売られて円が買われた。財務省の神田真人財務官は7日、最近の円安進行に「過度な変動がある場合には適切な対応を取る」と述べ、投機筋をけん制した。
 市場では、政府・日銀が4月29日と5月2日に円買いドル売り介入に踏み切ったとの見方が広がっており、介入への警戒感は増している。
 日銀の植田和男総裁は7日、岸田文雄首相と会談。記者団の取材に応じ、円安進行について「日銀の政策運営上、十分注視をしていくことを確認した」と述べた。