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売上高9.9%増 第一交通沖縄地区


売上高9.9%増 第一交通沖縄地区 資料写真
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 第一交通産業(福岡県、田中亮一郎社長)は9日、2024年3月期の連結決算を発表した。沖縄地区の全6事業の売上高合計は、前期比9・9%増の95億7600万円だった。団体旅行やインバウンド(訪日客)需要の回復、大型イベントの再開など輸送人員が増加したこともあり、バス事業が増収をけん引した。

 最も構成比が大きいバス事業の売上高は、60億7100万円で前期比14・3%増。走行1キロ当たり運送収入は301・99円で前年度から42・20円増えた。通勤・通学部門はコロナ禍からの利用控えが継続しているが、貸し切りバスなど団体旅行部門の需要が旺盛だった。

 タクシー事業は運送収入が前期比9・1%増の15億2900万円だった。運賃改定の進展などで増収となった。

 (島袋良太)