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消費者物価2.5%上昇 電気代影響、家計厳しく


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 総務省が21日発表した5月の全国消費者物価指数(2020年=100、生鮮食品を除く)は107・5と、前年同月と比べ2・5%上昇した。伸び率は4月の2・2%から3カ月ぶりに拡大した。電気代値上げが影響した。外国為替市場の円安に歯止めがかからず、家計のやりくりは厳しい。
 電気代の伸び率は14・7%だった。電気・ガス代を抑えてきた政府の補助金の影響で23年2月からマイナスが続いていたが、1年4カ月ぶりにプラスに転じた。再生可能エネルギーの普及目的で上乗せする賦課金が引き上げられたのが主因だ。
 他の項目では、生鮮食品を除く食料が3・2%上がった。値上げの動きが一服し、4月の3・5%から鈍化したものの高水準が続いている。
 宿泊料はインバウンド(訪日客)の需要が好調で14・7%上がった。