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日本を為替監視対象に 米、黒字超過で再指定


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【ワシントン共同】米財務省は20日、主要な貿易相手国・地域の通貨政策を分析した外国為替報告書を公表し、対米貿易黒字額と経常黒字が基準を超えたとして、日本を2023年6月以来、1年ぶりに通貨政策の「監視対象」に再指定した。日本が今年4~5月に実施した円買いドル売りの為替介入に関しては、許容する考えを示唆した。
 今回の報告書は23年の経常収支と貿易収支を分析し、日本がエネルギー価格の下落と訪日外国人旅行客の増加によって経常黒字の国内総生産(GDP)比が基準の3%を超えて3・5%になったと指摘した。