JAおきなわ(前田典男理事長)は、今帰仁村産スイカを一口サイズにカットしてカップに入れた新商品「今帰仁すいきゃ!」を13日に同村の「古宇利島の駅ソラハシ」で販売する。200グラム入りで税込み500円。
糖度12・5度以上の甘いスイカを使用。観光客がドライブ中に気軽に食べられるようカップに入れた。イベントなどでの販売を予定。
新たな加工施設の整備に伴い、商品化が企画され、名桜大の学生やJA職員、スイカ農家で構成するプロジェクトチームが商品名やカップに貼るシールのデザイン、PR方法などを検討してきた。傷があるスイカも活用できるため、農家の所得向上が期待される。
商品名はJA職員や農家から寄せられた30案から、シンプルでかわいらしいとして決定した。
8日に名護市のファーマーズマーケットやんばる「はい菜!やんばる市場」で開かれた会見で、JAおきなわ特命プロジェクト推進室の白坂進一室長は、来夏に予定される本島北部のテーマパーク「ジャングリア」の開業に触れ「県外産に負けないおいしい村産スイカを新たな観光資源にしていきたい」と意気込んだ。
(玉寄光太)