人材と技術で成長加速 オリックス・ビジネスセンター沖縄 小林健太社長【琉球新報デジタルPR特別企画】


人材と技術で成長加速 オリックス・ビジネスセンター沖縄 小林健太社長【琉球新報デジタルPR特別企画】
この記事を書いた人 琉球新報社

【プロフィール】
 こばやし・けんた 1968年生まれ、福岡県出身。専修大学卒。90年オリックス入社。2013年港第一ブロック長、17年オリックス・ビジネスセンター沖縄執行役員、20年1月から現職。趣味はジム・サウナ。

—2023年を振り返って。

 社員の成長と会社の成長を結びつけるために具体的に行動を起こし始めた年でした。当社はオリックスグループのバックオフィス業務を受託しており、グループにおけるバックオフィス業務の改善・改革を主導し、生産性と品質を高める役割を担っています。そのため、なぜ沖縄でやるのかに応えなければならず、組織の能力を高める必要があります。

 お客さまからの要望に付加価値をつけてフィードバックしていくという一連のプロセスの中に、テクノロジーを活用することで質と量を改善するということを急速に進めました。高度化する仕事に対応する社員に還元するために、働きやすい環境を作り、春には賃上げを行いました。

—人材育成に力を入れています。

 23年4月に人材開発チームを新設しました。人材開発チームでは、将来の会社の成長・発展を描き、どの層にどのような能力開発の機会を提供していくかを設計することで、社員と会社の成長を推進していく役割を担っています。全社員対象のDX研修の他、一部の社員にはBPM(ビジネスプロセス・マネジメント)研修を実施しました。徹底した業務の可視化による業務改善が社内で浸透していますが、改めて学ぶことで、より深く課題を認知し、改善策の質を向上させることを狙っています。

 これまでは専門性をもった人しかできなかった仕事が、人とテクノロジーの掛け合わせで、多くの人ができるようになりました。専門人材の育成、確保も必要ですが、専門人材と協働し、ノウハウを活用できる人材を育てることも同時に必要です。

 データの目視チェックや複数のシステムをまたぐ処理など、手間がかかる業務にテクノロジーを適用することで、効率化し便利にしていきたいです。その上で新しい業務に取り組んでいく。キーワードはオペレーション対応能力からテクノロジー適応能力へのシフトです。

—24年の抱負を。

 オリックスグループのあらゆるバックオフィス業務の沖縄への集約を進めます。集約化する業務をビジネスプロセスの定義と業務改善で、当社流のやり方に転換し、沖縄に持ってきたいと思います。テクノロジーの使い方も今よりもダイナミックじゃなきゃいけないと思いますし、その急速な進化をとらえ、最適な活用方法を追求していきたいです。一連のプロセスを経て、業務にレバレッジをかけることで、当社の存在価値を高めていきます。

 テクノロジーも大事ですが、主役はやはり人なんです。人の育成で会社の業務基盤を強固で柔軟性のあるものにしたいです。会社と職員が切磋琢磨して一緒に成長していくというのを継続し、その規模とスピードを拡大していきます。

 1999年に沖縄で設立し、今年で25年になります。「OKINAWA SDGs プロジェクト」では社員が高校生の探究授業のメンターも担っています。このようにいろんな形で地域へ還元していきたいです。