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パリコレモデル、英語ぺらぺらに… 希望を胸に45人巣立つ 八洲学園で卒業式 沖縄・本部


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パリコレモデル、英語ぺらぺらに… 希望を胸に45人巣立つ 八洲学園で卒業式 沖縄・本部 八洲学園大学国際高等学校の中村成希校長から卒業証書を受け取る卒業生=9月24日、本部町の八洲学園大学国際高等学校
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 【本部】広域通信制の八洲学園大学国際高校(本部町、中村成希校長)の前期卒業式が9月24日、同校で開かれた。式では、同校OBの宮里翔飛さんによる獅子舞が披露され、職員や保護者らに見守られる中、45人の卒業生が新たな一歩を踏み出した。

 卒業生を代表してあいさつした現在、モデルとして活動している大藏晟雅(せが)さん(18)=大分県出身=は、両親に向けて「兄弟の中で一番迷惑をかけていた。いつも気に掛けてくれてありがとう。そして、さみしい思いをさせてごめんなさい。これからも日々努力を重ねていきたい」と感謝を伝え、「目標はパリ・ミラノ・ロンドンのファッションショーを歩くこと」と夢を語った。

 玉城叶南(かなん)さん(19)は、中学を卒業後、コロナ禍で始まった学校生活になじめず、不登校気味になった。兄の友人が八洲に通っていたことを聞き、自身も入学した。「(以前通っていた)学校には通いづらかったけど、八洲は自分に合っていた」と振り返り「夢はまだ決まっていないけど、英語をぺらぺらに話せるようになりたい」と笑顔を見せた。

 中村校長は「次のステップの武器として、ここで得た学歴を生かしてください」とあいさつした。

 (金城大樹)