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沖縄の教員採用数を80人増430人へ 24年から 正規率、全国並みを目指す


沖縄の教員採用数を80人増430人へ 24年から 正規率、全国並みを目指す 沖縄県庁
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 公立小中学校の教員の正規率(教員定数に占める正規雇用の割合)を改善するため、沖縄県教育委員会は、毎年430人を採用することなどを盛り込んだ「正規率改善計画」を9月に策定した。例年の採用者数から80人増加となっており、正規率90%台の全国並みを目指す。2024年の採用から増やす。4日の県議会の代表質問で、島袋恵祐氏(共産)への答弁で半嶺満教育長が説明した。

 県教委学校人事課によると、これまで2016年度に改めた計画に基づき、毎年350人採用していた。2030年までに正規率を全国並みにする予定。同計画は毎年見直し、正規率の全国並みを目指すという。

 文部科学省の2022年5月1日時点の調査によると、県内公立小中学校教員の正規率は、81・2%。全国平均は92・2%で11ポイント下回り、全国で最も低い。

 (高橋夏帆)