外部執筆者 沖縄県警は9月26日、知り合いになりすましてLINEのメッセージを送り、電話番号やパスワードを入力させてアカウントを乗っ取る被害が複数確認されていると注意を呼び掛けました。LINEアカウントは乗っ取られた後、詐欺に使われているため、「乗っ取られたアカウントに引っかからない」「自分が乗っ取られない」両方の対応が求められます。
詐欺師はLINEアカウントを乗っ取った後、友達登録されている知人らに「プリペイドカードをコンビニで購入し、そのコードを写真で撮影して送って」と指示を出してきます。プリペイドカードの正式名称は「POSA（ポサ）カード」といい、AmazonやApple、任天堂などのPOSAカードがあります。銀行振り込みなどと違って、POSAカードでの送金は、警察も捜査がしにくく、悪さをする人にとってはうってつけです。知り合いから「コンビニでPOSAカードを買ってきて！」とお願いされたら、乗っ取られていると思って対応した方がいいでしょう。
どれだけ用心していても、タイミングが悪いとうっかり信じ込んでしまう可能性があります。例えば友人から「今度スマホゲームで一気に課金しようと思う」という話を聞いていたら「コンビニでPOSAカードを買ってきて」とLINEが送られてきても、「あの話のことか」と思って信じてしまうかもしれません。詐欺師はさまざまな方法を使ってきますが、手品師のように、私たちをあざむいて、だまします。最新のニュースをチェックし、手口を把握しておくことで、注意すべきポイントが見えてくるかもしれません。
～ 言葉の解説 ～
「乗っ取られたアカウントに引っかからない」「自分が乗っ取られない」 … （1）サイトやアプリに登録するパスワードの使い回しをしない（2）パスワードを不用意に入力しない（3）電話番号も含めて本人確認を行う2段階認証を使う―などが有効です。
モバイルプリンス ／ 島袋コウ 沖縄を中心に、ライター・講師・ラジオパーソナリティーとして活動中。特定メーカーにとらわれることなく、スマートフォンやデジタルガジェットを愛用する。親しみやすいキャラクターと分かりやすい説明で、幅広い世代へと情報を伝える。
