オンラインカジノに注意　モバプリの知っ得［246］

警視庁と愛知、福岡両県警は9月27日までに、海外のオンラインカジノを利用した客の決済を代行し、賭博（賭け事）を手助けしたとして、常習賭博ほう助の疑いで会社役員2人を逮捕しました。オンラインカジノは、スマホやパソコンを使って手軽にギャンブルができるサービスです。海外ではオンラインカジノが合法的な国もありますが、日本では違法です。

それでは、海外で合法的に運営されているオンラインカジノに、日本からアクセスしてギャンブルを行うとどうなるでしょう。答えは「違法」で犯罪です。しかしながら、オンラインカジノを紹介するサイトや一部のインフルエンサーなどが「合法です」と誤った情報を流し、若い世代を中心にオンラインカジノに引き込んでいるのです。

オンラインカジノは、自宅から簡単に参加することが可能で、ギャンブルを身近なものにしています。オンラインカジノによって、日常的にギャンブルを繰り返し、「ギャンブル依存症」となるリスクが高まります。オンラインカジノでギャンブル依存となり、高額な借金を背負ってしまうこともあり、結果的に、若者が闇バイトに応募してしまうケースもあります。ネットの情報を信じ「合法だ」と勘違いをし、気軽にギャンブルに手を出さないように注意しましょう。

～言葉の解説～

「ギャンブル依存症」となるリスク　…　ギャンブルで「大当たり」をした時、人を興奮させる「ドーパミン」という神経伝達物質が放出されます。ドーパミンが繰り返し出ると「もっとギャンブルがしたい！」という気持ちになり、依存症へと陥ります。ギャンブル依存の人たちはお金を稼ぎたいわけではなく、ドーパミンの放出を味わいたいのです。そのため、お金持ちの人でもギャンブル依存に陥ることがあります。

闇バイト　…　ネットで募集される高額報酬のアルバイトを「闇バイト」と呼びます。「バイト」と呼ばれているものの、実際は強盗や詐欺などの犯罪行為です。オンラインカジノで高額な借金をすると「地道に働いて返済するのは無理だ」と、闇バイトの募集に目がくらんでしまうのです。