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国立44大学・学部 教員就職率61%


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 全国44の国立の教員養成大学・学部を2023年3月に卒業した人の同9月末時点の教員就職率は、前年同期比1.0ポイント増の61.1%となり、3年連続で増加したことが12月25日、文部科学省の調査で分かった。

 卒業生は計1万1219人。教員就職者は6850人で内訳は正規採用5308人、臨時任用1542人。教員以外では、保育士になったのが161人、教員・保育士以外の就職が2824人で、大学院などへの進学が952人、未就職者は432人だった。

 大学・学部別にみると、教員就職率が最も高かったのは大分大の77.1%で、鳴門教育大76.6%、福岡教育大74.1%と続いた。埼玉大46.7%が最も低かった。国私立の教職大学院54校では、現職教員を除く23年3月の修了者は1050人。うち、同9月末時点で教員になったのは949人で、教員就職率は1.9ポイント減の90.4%だった。

(共同通信)