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「正確性向上」九州勝ち抜く 県内2チーム レゴロボ全国大会へ


「正確性向上」九州勝ち抜く 県内2チーム レゴロボ全国大会へ ロボット競技の全国大会に出場する「がじゅまーる」と「Team RK Brothers」のメンバーら=18日、南風原町のサンエーつかざんシティ内
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 ブロック玩具を使ったロボット競技「ファースト・レゴ・リーグ(FLL)」の全国大会(2月12日・東京都)に、県内の小中高生でつくる2チームが出場する。南風原町のサンエーつかざんシティ内にあるレゴプログラミング教室で学ぶ8人で、昨年12月に福岡県であった九州大会を勝ち抜いた。全国大会に向けて腕を磨いている。
 FLLは世界110カ国約6万7千チームが出場する世界最大規模のロボット競技会。沖縄からは小学2年生2人でつくる低学年チーム「がじゅまーる」と、小学4年から高校1年までの6人の高学年チーム「Team RK Brothers」が出場する。
 低学年チームは自然環境や平和を考えてもらう方法を考案し、レゴで作ったモデルとポスターで発表した。九州大会ではチームワークなどの良さで最高評価だった。大里北小2年の根原樹さん(8)は「2人でたくさん話し合って作ったのがよかった」と振り返った。
 高学年チームは2分半の短い時間で複数の課題をこなすロボット競技と、プレゼンテーションの総合評価が九州大会で1位だった。プレゼンでは、琉球紅型の認知度向上策として拡張現実(AR)を使った「あるく美術館」を提案。名刺サイズのカードにあるQRコードをスマートフォンで読み取ると、紅型作品が見える仕組みを作った。
 リーダーの沖縄工業高1年の新垣翔太郎さん(16)は「全国大会に向けてロボット競技での正確性を上げる」と意気込んだ。 (高橋夏帆)