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熊本も平日休み可能 県立学校、学びの機会提供


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 熊本県教育委員会は10日までに、県立学校の生徒が年3日、平日に休むことができる制度の試行を始めた。保護者が1週間前までに届け出て校長が認めれば、忌引と同様の扱いで休める。県教委によると、九州・沖縄では県単位での導入は初。生徒が個性や能力に応じた学びの機会を得られるよう、保護者と一緒に休める環境を整える狙いだ。
 対象は県立中高と特別支援学校。市町村教委にも試行への参加を呼びかけ、導入の可否は各教委が判断する。
 連続で休むことも可能で、農業体験や美術館、博物館見学といった体験活動を想定している。県教委は成果や課題を整理し、早ければ来年度から本格的に導入する。
 平日休みの仕組みは、愛知県が昨年9月から始めたほか、茨城県や山口県も導入を発表。市町村では、沖縄県座間味村などが実施している。