かきまぜやすく、手がべたつくこともなく、環境にもやさしい―。千葉大工学部学生らが、こうした機能を兼ね備えた納豆向け折り畳み紙パック容器をデザインした。メーカーにアピールし、実用化を模索したい考えだ。
紙パックは、中身を入れて畳まれた状態では納豆菌の活動を維持する通気性を残しつつ、乾燥を防げる。開けば側面が立ち上がって容積が大きくなり、箸でかき回しやすくなる。助言を求めた納豆メーカー社員からも好評価を得られたという。
考案したのは、4年生の小松野幹さん(21)や野畠歌乃さん(21)ら5人。既製の工業デザインを考え直す授業がきっかけだった。昨年、日本デザイン振興会が主催するグッドデザイン・ニューホープ賞に出品し、入選した。
有料
折り畳み式 納豆容器 千葉大生デザイン、環境配慮
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琉球新報朝刊