名護ジュニア、全国で金　声楽アンサンブルコンテスト

　【名護】名護市を拠点に県内外で活動する「沖縄・名護ジュニアコーラス」が、3月21～24日に福島県で開催された第17回声楽アンサンブルコンテスト全国大会の一般部門で金賞を獲得した。同大会での金賞は県内初。各部門の金賞受賞団体が出場する本選では6位に入賞した。

　「沖縄・名護ジュニアコーラス」は中学生や高校生、OB・OGの大学生の15人で全国大会へ挑んだ。メンバーの中心となる高校2年生の大半は幼稚園や小学校低学年で団体に入ったといい、指導者の野原樹子（もとこ）さん（61）は「今までの活動でつないできた仲間との絆が世代ならではのハーモニーを生んだのではないか」と話した。

　これまでも県大会でグランプリを複数回獲得してきたが、派遣費用の負担が大きく、全国大会への出場を断念することもあった。

　高校2年のメンバーは今大会が最後の出場。大会リーダーを務めた島袋葉音（はのん）さん（17）は「気持ちをひとつに練習してきたので金賞はうれしい」と喜んだ。

　（武井悠）