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TikTok日本はどうなる? モバプリの知っ得[274]


TikTok日本はどうなる? モバプリの知っ得[274]
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中国系動画投稿(とうこう)アプリ「TikTok(ティックトック)」がピンチです。アメリカ政府が、TikTokを運営するバイトダンス社に「アメリカ事業を非中国企業に売却しなければアメリカでアプリの配信を禁止する」という法律を作ったからです。世界中の若者に人気のTikTokですが、中国企業が運営するアプリのため、アメリカ政府は「利用者のデータが盗まれるのではないか?」と懸念(けねん)しています。アメリカと中国はスマホやアプリ、データなどをめぐって対立しており、これまでもお互いの国の企業を締め出す対応【※1】を続けてきました。このままだと、アメリカでTikTokの使用が禁止されることになります。

ヨーロッパでは「依存」の部分でTikTokは批判されています。これは「いいね」をしたり、友人を招待したりすることでポイントがもらえる「TikTok Lite」(ティックトック・ライト)の機能が、若者をTikTok中毒にし、メンタルヘルスに悪い影響が出るのではないかと疑われているからです。

TikTokは一人一人に最適化されたショート動画をどんどん表示するため、ずっと見ることができます。面白すぎて、逆に危ないということです。

このままだと、アメリカと仲が良い日本も後を追ってTikTokを禁止にする可能性があります。今後どうなるかはニュースでチェックする必要がありますがこの機会にTikTokのことをもっと知って、自分なりの使い方を考えてみるのもいいかもしれません。

~ 言葉の解説 ~

※1 お互いの国の企業を締め出す対応を続けてきました … 今回は「アメリカ政府が中国企業のサービスを締め出す」という形ですが、中国国内では、以前からアメリカ企業のYouTubeやインスタグラムなどのサービスを使うことができません。中国政府が締め出しているからです。

モバイルプリンス / 島袋コウ 沖縄を中心に、ライター・講師・ラジオパーソナリティーとして活動中。特定メーカーにとらわれることなく、スマートフォンやデジタルガジェットを愛用する。親しみやすいキャラクターと分かりやすい説明で、幅広い世代へと情報を伝える。

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