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アニメ制作挑戦「楽しい」 鶴見沖縄県人会 白土武さん講師


アニメ制作挑戦「楽しい」 鶴見沖縄県人会 白土武さん講師
この記事を書いた人 Avatar photo 金城 潤

 【神奈川】横浜・鶴見県人会(金城京一会長)は10日、「タイガーマスク」「宇宙戦艦ヤマト」など人気アニメの作画監督や演出を手掛けた白土武さんを講師に招き、子どもたちがアニメを制作するワークショップを鶴見区のおきつる会館で開いた。子どもたちはそれぞれの感性でオリジナル妖怪を描き、アフレコに挑戦した。白土さんらが編集し、近く上映会を開く。

 ワークショップには小中学生27人が参加した。白土さんが準備したシナリオに合わせ、子どもたちは声優にも挑戦。BGMに使うため「安里屋ユンタ」を子どもたちが三線で演奏し、録音した。

 鶴見にちなんで、刀を差した鶴の妖怪を描いた横浜市立潮田小学校4年の屋良杏時さん(9)は「自分の描きたいことがいろいろ出せて楽しかった。完成が楽しみ」と声を弾ませた。

 ワークショップはアニメ制作者の裾野を広げようと、県内各地で開いている。県外では初めて。アニメは子どもたちの作品と実写風景を合わせ、物語に合わせて声を入れるなどして完成する。

 (金城潤)