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国際理解促進に提言 TOFUプログラム報告会


国際理解促進に提言 TOFUプログラム報告会 TOFUプログラム報告会で、外交などについて学んだことを発表する学生ら=11日、宜野湾市のラグナガーデンホテル
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 外務省の交流事業「アメリカで沖縄の未来を考える(TOFU)」に参加した県内の高校生や大学生、専門学校生らが11日、宜野湾市のラグナガーデンホテルで開かれた報告会で、市町村長や経済関係者を前に学んだ内容を発表した。国際協力や日米間の相互理解促進のために必要と考えることを提言した。
 参加した22人は、3月に東京と米国のワシントンDC、ニューヨークを訪問した。東京では林芳正官房長官や外交官や在日米軍副司令官らと懇談した。ワシントンでは在米日本大使館や国防総省、国務省、米連邦議会、戦略国際問題研究所(CSIS)などを訪問し、現地で日本語を学ぶ高校生とも交流。ニューヨークでは中満泉国連事務次長・軍縮担当上級代表を訪ね国連の役割などについて説明を受けた。
 4グループでの発表では、今後の取り組みとして米軍基地内の学生との交流活発化やSNSを使った発信などのアイデアが示された。参加した普天間高校3年の名嘉真遥音さん(17)は「とても良い経験をできた。積極的に行動して、学ぶ機会を自分でつかみに行けた」と話した。(沖田有吾)