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那覇・繁多川公民館 社会教育でセミナー 公民館の役割で意見交換


那覇・繁多川公民館 社会教育でセミナー 公民館の役割で意見交換 エジプトでTOKKATSUに携わる教育者や公民館関係者らが参加したセミナー=5月24日、那覇市の繁多川公民館
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 自主性や社会性を育む日本式教育「特別活動(TOKKATSU)」と、地域の中で社会教育施設の役割を担う公民館が連携する意義や可能性を考えるセミナーが5月24日、那覇市の繁多川公民館で行われた。エジプトでTOKKATSUに携わる教育者や公民館関係者ら国内外から約60人がオンラインも交えて参加した。
 セミナーはエジプトの教育者らがTOKKATSUの教育を受けた子どもの好事例を報告し、繁多川公民館の南信乃介館長が公民館の役割などについて報告した。その後グループワークがあり、公民館での社会教育の事例やエジプトの教育活動について互いに質問し合い、理解を深めた。
 モハメド・ハムザさん(51)は「高齢者の知恵や学びを次世代に伝える社会教育を実践する公民館のような機能をエジプトにもつくりたい」と話した。
 南館長は「学校の特別活動も地域での社会教育活動や生涯学習活動も、本質はより良く生きるためのもの。学びを生かし合えると感じた」と意義を語った。