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記事から沖縄戦学び、考える 読谷中 りゅうPON!平和学習号活用


記事から沖縄戦学び、考える 読谷中 りゅうPON!平和学習号活用 りゅうPON!平和学習特別号の紙面を読み、切り抜きする読谷中の生徒=11日、同校
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 琉球新報が発行する「りゅうPON! 平和学習特別号」など、小中学生向けの新聞を活用した沖縄戦を考える授業が11日、県NIE推進協議会指定実践校の読谷中(後藤直樹校長)であった。3年生と1年生が総合的な学習の時間を使って、沖縄戦を学んだ。
 今年は学童疎開80年。りゅうPON!では学童疎開の体験者の話を載せたほか、沖縄戦を身近に知ってもらおうと県内各地域の沖縄戦体験者の証言や「マンガで伝える沖縄戦」なども掲載している。
 生徒らはりゅうPON!の記事などを切り抜き、ワークシートに貼り付けて感想を書いたり、グループを作って記事を選んだ理由を話し合ったりした。3年の伊波礼亜さん(14)は「沖縄戦Q&A」のページを開き、多くの住民が犠牲になった理由の記事を切り取り、ワークシートに貼った。「記事を読むと、日本軍は住民の命よりも戦争に勝つことばかり優先していた。今でも世界各地で戦争が起こり、一般の女性や子どもが犠牲になっている。戦争は武器を持たない住民が多く犠牲になる。戦争はしてほしくない」と話した。平和学習特別号は、学校には5部以上でNIE価格1部40円で販売している。問い合わせは地域読者局りゅうPON!担当、電話098(851)5190(平日午前10時~午後5時)。