民家に宿泊し、地域の生活や文化を学ぶ教育民泊のために、大阪府立島本高3年の生徒42人が13日、鹿児島県・奄美大島の龍郷町を訪れた。正月の郷土食「三献(さんごん)料理」を作って食べ、伝統工芸品の大島紬(つむぎ)の着付けをするなどして住民と交流。生徒たちは「三献料理はおいしかった」「大島紬は初めて着たが、軽くて着やすい」と喜んでいた。
3泊4日の日程で来島。入町式で竹田泰典町長は「龍郷町は大島紬のふるさと。島の伝統文化、食文化を味わってほしい」と歓迎のあいさつをした。
三献料理作りでは、生徒らが昆布やかまぼこを切ったり、ショウガを刻んだりして三つのわんを仕上げた。指導した中村孝代さん(69)は「正月に欠かせない料理。少しでも奄美の食文化を味わってほしい」と語った。
同町によると、奄美群島での教育民泊受け入れは今回が初めて。2024年度は島本高を含め5団体200人余りの受け入れを予定している。
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奄美・龍郷町で教育民泊 大阪の高校生、住民と交流
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琉球新報朝刊
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