児童生徒の非行防止や健全育成を目的に開催する県教育庁・警察本部連絡協議会が6月28日、那覇市の南部合同庁舎であった。薬物乱用防止策やSNS(交流サイト)に起因する問題点や対策を話し合った。
児童生徒の長期休暇の前に年に2回開催している。県警本部、県教育委員会、県こども未来部の担当者36人が出席した。
県警の島尻哲也生活安全部長はあいさつで、昨年中学生が大麻所持で逮捕されたことや、SNSに起因する被害やトラブルが多く発生していることを挙げた。「少年を取り巻く環境も一層厳しさを増している。関係機関が課題を共有し、対策を講じることが極めて重要だ」と述べた。
協議会では児童生徒の犯罪被害や加害を減らすため、啓発や情報発信などでより踏み込んだ取り組みが必要だとの意見が上がった。
県教委の崎間恒哉教育指導統括監は「大麻所持などSNSを介した事案は学校や教職員の認知が難しく、指導支援が届きにくい状況がある」として、県教委と県警本部とが連携する重要性を語った。 (高橋夏帆)
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薬物乱用、SNSに対策 教育庁・県警 非行防止へ協議会
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琉球新報朝刊
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