いろいろな「お金」使い方注意　モバプリの知っ得［271］

3日、新しいお札が20年ぶりに登場しました。この新しいお札は「3Dホログラム」などの最新技術で偽造を防止します。一方、この話題に便乗して「今後、古いお札が使えなくなります」などのデマも広がっており【※1】、関係機関が注意を呼びかけています。

現代社会では、お札や小銭などの「現金決済」だけでなく、クレジットカードや電子マネーなどの「キャッシュレス決済」も広く使われています。どちらもそれぞれ良いところがあるので状況によって使い分けたいですね。キャッシュレス決済は、便利でポイントもたまって、お得になることがあります。しかし、現金とは異なり、使った金額がすぐには分かりづらいため、慣れないうちは使いすぎてしまうこともあります。定期的に利用明細をチェックするなど、お金の管理に気を付ける必要があります。

最近、子どもが親のクレジットカードなどを使って【※2】、オンラインゲームで高額な買い物をしてしまうトラブルが増えています。ゲームの中にはさまざまな「お金」があって、本当のお金を使うものと、ゲームの中のポイントだけで買えるものの区別が付きにくくなっています。知らないうちに高額な課金をする危険性もあります。子どもも大人も、新しいお札が出たこの機会に、改めてお金について考えてみても良いかもしれません。

～言葉の解説～

※1　「今後、古いお札が使えなくなります」などのデマも広がっており　…　新しいお札が出たことを利用して、「古いお札が使えなくなる」というデマによる詐欺事件が実際に起きています。東京では、銀行員のふりをした人が「古いお札を交換します」と言って、お金をだまし取る被害が4件もありました。覚えておいてほしいのは、古いお札も引き続き使えるということ。銀行員が家に来て、お札を交換することは絶対にないので、気を付けましょう。

※2　子どもが親のクレジットカードなどを使って　…　子どもがゲームに100万円以上課金をした事例もあります。保護者の皆さんは、（1）パスワードをしっかり設定し子どもと共有しない（2）キャリア決済（携帯料金と一緒に引き落とし）の上限額を下げる（3）利用明細の確認の徹底―などの方法で防ぐことが重要です。