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台湾の若者と対面再会 開邦中・高 過去にオンライン交流


台湾の若者と対面再会 開邦中・高 過去にオンライン交流 英語で交流した台湾・永慶高校の卒業生と開邦高校の生徒ら=2日、南風原町の開邦高校
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 南風原町の開邦高校と開邦中学校の生徒らは2日、英語学習の一環としてオンラインを通じて交流してきた台湾・永慶高校の卒業生らと対面での交流を同校で実施した。台湾の卒業生らが卒業旅行で沖縄への訪問を企画し、その中でオンラインを通じて交流した開邦高校・中学の生徒との交流会を計画し、再会が実現した。
 台湾の卒業生は午前中、開放高校の生徒と交流。互いに英語で自己紹介をした後、沖縄と台湾の地理や歴史、文化などを題材にした○×ゲームを楽しんだり、プレゼント交換をしたりした。午後は中学生と昼食を食べながら交流した。
 オンラインでの交流は「HelloWorld」(ハローワールド、沖縄市)が提供するシステム「ワールドクラスルーム」を利用して実施した。同社によると、同システムは7月時点で県内公立中学144校中69校が導入しており、学校での国際交流のツールとして広く利用されているという。
 開邦高校2年の鈴木貫太さんは「オンラインで交流した台湾の生徒と再会でき、簡単な英語で会話もできたので良かった」と感想を述べた。台湾の卒業生の連冠閔(れんかんびん)さん(18)は「直接会うことで気持ちがつながったし、楽しかった。今後も交流を続けられたらいい」と喜んだ。 (外間愛也)