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牧野アンナ「子どもたちに触発されている」目指す世界とは <復活した沖縄アクターズスクール>(下)取締役COO兼エグゼクティブプロデューサー


牧野アンナ「子どもたちに触発されている」目指す世界とは <復活した沖縄アクターズスクール>(下)取締役COO兼エグゼクティブプロデューサー B.B.WAVES jr.のレッスンを笑顔で見守る取締役COO兼エグゼクティブプロデューサーの牧野アンナさん(左)=8月16日、那覇市久茂地の沖縄アクターズスクール
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 沖縄アクターズスクールの牧野アンナ取締役COO兼エグゼクティブプロデューサーに、アクターズスクールを再始動した心境など話を聞いた。 (聞き手・田中芳)

 ―B.B.WAVES jr.の成長をどのように見ているか。

 「もともと才能のある子たちが集まっているのもあるが、他のダンススクールなどで、ある程度のベースができている子もいる。昔のアクターズがあった頃とは違い、今は選択肢がたくさんある。好きなことを早い時期から自分で選び、ダンスやステージに立つという経験をやってきているのでベースができている。感じをつかむのがとても早く、理解力も高いと感じる」

 ―今後の活動は。

 「グループをそのままデビューさせて、その中からユニットやソロの活動をする。必ずB.B.WAVESに所属した状態でやる形にしたいと思っている。B.B.WAVESというグループ自体がスターになれば、1人で最初から勝負するよりも、ずっとずっと可能性がある。あらゆる才能や個性で勝負したい」

 ―アクターズスクールを再始動して心境は。

 「(昨年10月の)大復活祭が終わる日まで、アクターズスクールを再びやることを全く考えていなかったので私自身が驚いている。想定したよりも速いスピードでいろんなことが進み、自分の思いがどんどん膨らんでいる。子どもたちの才能に私自身も触発されているし、子どもたちの人生を背負っていることを実感する度に、もっと頑張らなきゃと、突き動かされている。子どもたちから一番刺激を受けているのは、たぶん私自身だ。再始動は簡単なことではないし、大きな決断だった。やるなら徹底的にやらないと意味がない。これまでやってきたことを超えるんだという気持ちだ」

 ―世界を目指している。

 「今、韓国やアジアのアーティストやクリエイターのレベルが高くて、日本をどんどん追い抜いている。もちろん日本にも素晴らしいアーティストはたくさんいるが、歌って踊るという部分でK―POPが先行している。本格的に歌って踊りたいと思う子たちが、韓国に行ってオーディションを受ける流れになっているので、日本でも憧れられるグループを作りたい。ここで学びたいと思われるスクールにしたい。取り組む以上は世界を活動の場に考えたい」

B.B.WAVES jr.のメンバーを指導する牧野アンナさん

 沖縄アクターズスクール開校40周年記念ライブが11月19日午後6時、沖縄市民会館大ホールである。チケットはネットサイト「チケットペイ」で19日午前10時から販売。問い合わせはcontact@o-actors.com