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「カタブイ」2作目上演 ひめゆりホール きょうから6日間


社会
「カタブイ」2作目上演 ひめゆりホール きょうから6日間 演出家の内藤裕子
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 エーシーオー沖縄と名取事務所による共同制作の演劇「カタブイ、1995」(内藤裕子作・演出)が1~6日、那覇市安里のひめゆりピースホールで上演される。沖縄本土復帰50年企画の一環として、2022年に上演された「カタブイ、1972」に続く2作目となる。内藤は「一つの家族を切り口に、身近な問題を、家族の中でどう捉えて進んでいくのか見えるといい」と話す。

 前作の「カタブイ、1972」は日本復帰前後の時代を主な設定とし、ひめゆりピースホールと東京都内で上演され、第10回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞、第26回鶴屋南北戯曲賞を受賞した。上演後の観客からのアンケートには当時の経験や思い出などに触れるものが多かったという。内藤は「あまり思い出さなかった出来事や誰かにしゃべったことのないことを、家族や友人と話す機会になって、考えるきっかけになれば」と語る。

 出演は新井純、花城清長、馬渡亜樹、高井康行、稀乃、宮城はるの。

 開演は1日が午後5時。2日は午後2時と7時。3~6日は午後2時。入場料は一般前売り2800円、25歳以下は2千円。15歳以下の子ども1500円など。1日のチケットは完売している。問い合わせはエーシーオー沖縄、電話098(943)1357(平日午前10時~午後5時半)。