株式会社オリジンlil会長のひーぷーこと真栄平仁（右）と社長の首里のすけこと多和田眞之介＝18日、ジュンク堂書店那覇店
嘉手苅 友也 11日に法人化した株式会社オリジンlil（リル）が18日、ジュンク堂書店那覇店で記者会見を開いた。会長のひーぷー（真栄平仁）と社長の首里のすけ（多和田眞之介）は法人化について、創業時からのミッション「沖縄から世界へ愛と笑いと感動を」の実現に向け前進し、沖縄と芸能の魅力を全国、世界へ発信するためだと語った。同時に、社内、県内にいる演者の地位を上げたいという思いもある。
同社は県内を拠点に活動するお笑い部門、劇団部門、タレント部門に加え、新たに東京支部と石垣支部を発足し、県内外への事業拡大を目指す。東京支部はベンビーの上京に伴い発足した。拠点を置くことで、東京で挑戦する所属タレントたちに仕事がある環境を提供する狙いもある。
石垣支部は、史上初の石垣在住お笑いコンビ「ババスぺ」が所属し、観光客向けステージや主催ライブなどで石垣島を盛り上げることを期待する。所属タレントで台湾出身インフルエンサーのRyokoが経営する台湾の個人店でお笑いライブを予定するなど、海外挑戦も模索する。
会長のひーぷーは「沖縄が芸能の島と評価されるとき、琉球舞踊や音楽に目が行きがちだが、『沖縄の人』自体の力でもあると思う。芸人でも役者でもポテンシャルは高い」と可能性を語った。
（嘉手苅友也）
