NHK沖縄放送局は28日、4月から再放送している連続テレビ小説「ちゅらさん」のファンミーティング公開収録を那覇市ぶんかテンブス館テンブスホールで開いた。古波蔵恵里(えりぃ)を演じた主演の国仲涼子さん、兄の恵尚を演じたガレッジセールのゴリさん、制作統括を務めた菅康弘さんが登場し、名シーンを振り返りながらファンを沸かせた。
ちゅらさんは命や家族がテーマ。菅さんによると、ヒロインを決めるオーディションで国仲さんが楽しそうに家族の話をしていた姿が採用の決め手になったという。
物語でえりぃが沖縄を離れて上京する頃には、新人だった国仲さんの演技力も成長。国仲さんは「最初に制服を着ていた時よりえりぃが出来上がっていた。文也くんのこともとても好きだった」と振り返った。
ドラマでは売れなかったゴーヤーマンについてゴリさんは「赤字で追い込まれているのに現実ではものすごく売れた」と話した。
おばぁ役の平良トミさんの出演承諾に苦労した菅さんは「ドラマに出演したら沖縄のためになりますか」と聞かれたことが印象的だったという。
国仲さんは「再放送で盛り上げていただいて感謝だ。家族を大切にして、周りの人にも優しくすれば自分にも幸せが来ると思う。私もそうしたい」と話した。
(中村優希)