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緑間玲貴が新作を披露 来月5、6日なはーと バリアフリーも


緑間玲貴が新作を披露 来月5、6日なはーと バリアフリーも 「ビゼーティン―七つの星の物語」へ向けて稽古を重ねる緑間玲貴(後列中央)ら=22日(提供)
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 那覇市出身のバレエアーティスト緑間玲貴が演出・振り付け・脚本を手がける新作バレエ公演「ビゼーティン―七つの星の物語」(主催=トコイリヤ・ソサエティー、那覇市)が10月5、6の両日に那覇文化芸術劇場なはーとで上演される。

 5日は午後4時開演で視覚、聴覚、肢体不自由の障がいがある人も含めて多様な観客が鑑賞しやすい環境を整えるバリアフリー公演と位置づける。上演途中の入退場も可能。障がいがある観客専用の受け付けを設け、手話通訳や場内誘導などの支援を調整する。6日は通常公演で午後3時開演。

 新作「ビゼーティン」は、2021年に発表した前作「御佩劍(みはかし)」の前段階となる物語。ヤマトタケルの剣伝説の誕生を描く。沖縄の島々に残る伝承などに着想を得て創作したという。緑間や前田奈美甫、島袋稚子ら27人が出演する。

 緑間は「剣は直接的な表現はせず、精神性の象徴として描く。きれいだなと感じてもらえるように作っている」と語る。

 バリアフリー公演や子どもたちを招待し劇場で鑑賞する機会を設ける企画について緑間は「機会があるかどうかはとても大切なことだと思う。扉の数を増やしていきたい」と思いを込めた。

 料金はSS席1万円、S席8千円、A席5千円(全席指定、当日券は各2千円増し)。問い合わせはトコイリヤ公演事務局、電話098(866)3313(午前10時~午後6時)。

(古堅一樹)