名護でしか飲めなかった「75BEER」、12月から沖縄全域で販売


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
全県での販売が決まった「75BEER」のイメージ(オリオンビール提供)

 【名護】名護十字路商店連合会とオリオンビールなどが昨年開発したビール「75BEER(ナゴビール)」が、今年も10月から販売開始する。名護市内限定発売だった昨年と異なり、今年は10月25日から北部地区の飲食店向けに先行発売した後、12月10日から全県で販売する。

 オリオンの早瀬京鋳社長らが2日、名護市役所に渡具知武豊市長を訪問し、発売を報告した。

 「75BEER」はシークヮーサーをイメージさせるさわやかな香りなどが特徴で、名護市中心部の活性化につなげる目的で開発した。昨年10月に販売した瓶ビールは、2万3千本が販売開始から4日で完売した。より多くの人に飲んでもらうため全県発売に踏み切った。県外への販売も目指す。

 今回は334ミリリットルの小瓶のほか、350ミリリットルの6缶パックも販売する。ラベルには「75」の数字と名護湾沿いの市街地のイラストをデザインした。

 早瀬社長は「ビールの街・名護市と一緒に、地域を盛り上げる方法を考えたい」と意気込んだ。渡具知市長は「昨年から(ナゴビールの)復活を求める声が大きかった。『名護』の名をビールとともに全国に広めていければ」と歓迎した。