地域

南部ごみ施設 八重瀬町具志頭に建設 最終処分場併設 畜産の悪臭解決へ

 【南部】沖縄本島南部の糸満市、豊見城市、南城市、八重瀬町、与那原町、西原町のごみ焼却施設の一元化を進めている南部広域行政組合(理事長・新垣安弘八重瀬町長)は3日、ごみ処理施設と最終処分場の建設地を八重瀬町具志頭地区に決定したと発表した。建設予定地は現在、養豚業を営む具志頭畜産(新垣武社長)がある場所。同畜産の移転とごみ処理施設、最終処分場の整備を併せて実施することで、周辺地域の課題だった悪臭問題の解決にもつながると八重瀬町が推薦した。ごみ焼却施設整備は概算で最大約400億円を見込み、2027年度供用開始を目指す。

 南部地域のごみ処理施設は、東部清掃施設組合の施設(供用開始1985年)と糸満市・豊見城市清掃施設組合の施設(同98年)が老朽化し、6市町の負担軽減などに向けて一元化を進めてきた。同行政組合は、最終処分場を建設中の南城市を除く5市町で施設の候補地を募ったがこれまで応募はなく、建設地の選定が課題だった。

 新たに整備される焼却施設の処理量は1日約279トン、不燃・粗大ごみ処理施設は1日約12トンを見込む。敷地面積は約3・6ヘクタールを予定している。

 現在約9400頭の豚を飼育する具志頭畜産の敷地は約9・1ヘクタールあり、八重瀬町は最終処分場も併設して畜産施設全体を移転させ、悪臭問題の解決を図りたい考えだ。最終処分場は2013年に南城市を除く5市町でくじ引きし、33年度以降に供用開始する建設地に八重瀬町が決まっていた。

 建設地周辺の町港川、県営長毛団地、具志頭、長毛での住民説明会は9月末までに終えた。11月末には町民説明会を予定する。

 新垣町長は「住民の不安をしっかり受け止め、一つ一つ丁寧に応えながら進めていきたい」と話した。




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